入れ歯(義歯)
入れ歯(義歯)について
歯を失ったときの主な治療法として、「ブリッジ」「インプラント」「入れ歯(義歯)」がありますが、中でも最もよく知られており、比較的短期間で治療が終わるのが入れ歯です。
入れ歯は大きく分けて「総入れ歯」と「部分入れ歯」の2種類があります。また現在では、材質や特徴が異なる様々なタイプの入れ歯も開発されています。
お一人おひとりに合わせた入れ歯を
ご提案します
当院では、事前にしっかりと患者さんのお悩みやご希望をお伺いし、お口の状態や噛み合わせを考えながら、入れ歯の種類や材質をご案内しております。
費用や保険適用の有無、装置の見た目や機能性など、事前に分かりやすくご説明させていただき、ご納得いただいてから治療を進めてまいります。
「はじめて入れ歯を作ろうかと考えている」という方はもちろん、「いま使っている入れ歯が合わない」という方も、お気軽に当院へご相談ください。幅広い選択肢の中から、心から納得できる方法を一緒に考えていきましょう。
「よく噛める」ことによる効能
毎日しっかりと噛んで食事を楽しめることは、食べ物がより美味しく感じられたり、胃や腸の負担を軽減できるだけでなく、全身のさまざまな健康面においても良い効果が期待できることが分かっています。
- 病気の予防や健康維持 よく噛んで食事をすると、口の中の唾液の分泌が促されます。唾液には殺菌作用や、発ガン物質などの体に有害なものを対外に排出するといった働きがあり、病気の予防や健康維持につながります。
- 脳の働きを活性化 「噛む」ことによる顎の動きはポンプのような役割を果たし、血流が良くなることで脳の働きを活性化したり、心臓の働きを助けてくれるとされています。また厚生労働省の統計データによると、アルツハイマー患者のほとんどが歯が無くなっていたことも分かっており、口腔内の環境と深い関連があると考えられています。
入れ歯(義歯)の種類・特徴
保険診療の入れ歯
総入れ歯
保険診療で利用できる素材は限られており、総入れ歯・部分入れ歯ともにレジンというプラスチック製の装置をお作りします。
メリット
- 安価で作れる
- 修理や調整がしやすい
デメリット
- 床(土台部分)に厚みがあり着けたときに違和感がある
- 噛み心地が悪いと感じる場合がある
- 耐久性がやや劣る
- 飲食物の温度が伝わりづらい
部分入れ歯
数本の歯を失った場合には、部分的な入れ歯をお作りします。保険診療では金属のバネ(クラスプ)で固定するタイプとなります。
メリット
- 安価で作れる
デメリット
- 固いものを噛みにくい
- 金属のバネが目立ちやすい
- バネを引っかける健康な歯に負担がかかる
自由診療(保険適用外)の入れ歯
ノンクラスプデンチャー
シリコン素材のため歯茎に当たる部分の負担を軽減します。また、部分入れ歯では金属のバネ(クラスプ)を使用しないため目立ちにくいのも特徴です。
メリット
- 金属のバネを使用しないので自然な見た目
- 金属アレルギーの心配がない
- 素材が柔らかいので痛みが出にくい
デメリット
- 時間経過とともに変色する場合がある
- 温度変化に弱いため変形には注意が必要
- 飲食物の温度が伝わりにくい
- 調整しにくい
精密デンチャー(金属床義歯)
部分入れ歯や総入れ歯の床(土台部分)が金属製の入れ歯です。軽くて生体親和性に優れた金属を材料にしたものを取り扱っております。
メリット
- 薄くて軽い
- しっかりと固定、吸着するため安定し、
外れにくい - 丈夫で汚れにくい
- 食事の温度が伝わりやすく美味しく感じやすい
- 身体に優しい金属のため金属アレルギーの
心配が少ない - 入れ歯が動きにくいので噛みやすく、周りの歯にもやさしい
- 調整しやすい
デメリット
- 自費診療のため高額になりやすい
インプラントオーバーデンチャー
外科手術で1本から数本のインプラントを顎の骨に埋入して固定する入れ歯です。入れ歯がしっかりと固定されるので安定感・装着感に優れ、またご自身で取り外すことも可能です。
メリット
- しっかりと固定できて安定する
- 非常に噛み心地が良い
- 見た目が自然でキレイ
- 簡単に取り外しできてお手入れしやすい
デメリット
- 自費診療のため高額になりやすい
- インプラントを埋め込む外科的手術が必要
料金表
精密デンチャー(金属床義歯:コバルト) | 275,000円 |
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ノンクラスプデンチャー | 110,000円 |
マグネット | 55,000円 |
ロケーター | 55,000円 |